2019/04/15 風車小屋ねこカッチェ 風車小屋ねこカッチェは、北海からの猛烈な嵐で堤防が決壊した 1421年11月5日の聖エリザベスの日の実話をもとにつくられた童話です。 南オランダの小さな村が舞台となっています。 主人公は、ねこのカッチェ。 聖エリザベスの日に堤防が決壊し、村の人々が波にのまれる恐ろしい洪水の中、 カッチェは、ゆりかごの中にいた赤ちゃんを助ける為、ゆりかごの縁を行ったり来たりしてバランスを取り、赤ちゃんの命を救ったのです。
その後、村人たちによって大きく頑丈な堤防がつくられ、その堤防の名を子どもの堤防という意味の名前『 キンダーダイク 』と名付けられました。 現在、その堤防には19の風車小屋が並んでいるそうです。
この実話は、『 聖エリザベスの日の洪水 』という題名の絵画になって、アムステルダム国立美術館に所蔵されているそうです。 機会があれば、是非この絵画を観ていただければと思います。
『 風車小屋ねこカッチェ 』を読んで、福島が頭をよぎりました。 まだまだ復興には遠いですが、いつか安全な堤防も完成し、被災された方々が安住の地と思えるような地域になることを願うばかりです。
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